「雑誌 児童文学 復刻版」の寄贈引き渡し式 2015.9.8

向かって左:壬生英文先生、同右:当クラブ会長久保田久次氏

 9月8日、1345例会は、下伊那校長会・飯田市校長会会長の壬生英文先生をお迎えして、「児童文学 復刻版」の寄贈引き渡し式を行いました。
 「雑誌 児童文学」は、詩人佐藤一英により昭和初期に刊行されました。本書は児童文学研究、あるいは近代文学研究にとって欠かすことのできない貴重な資料でしたが、当時、その閲覧が極めて困難であり、各方面から復刻が切望されていました。
 そこで、昭和59年、教育図書出版の椛謌鼬報社の経営者で在られた飯田市出身の大平清江・豊姉弟により復刻されました。
 平成24年、清江さんがお亡くなりになられ、その遺品の中に「雑誌 児童文学 復刻版」が多数残っていました。現在の同社経営者であり清江さんの親族の聰さんから、かねてから親交のあった当クラブの久保田会長に、故人の遺志を偲んで教育に役立てて欲しいとの依頼がありました。
 依頼を受けた久保田会長は、今年度(2015-2016)の国際ロータリーのテーマ「世界へのプレゼントになろう」に則し、子ども達に贈りたいと親族に伝え、今回の寄贈に至りました。
 本書は、飯田下伊那地域の小中学校と県飯田養護学校の計66校すべてに壬生先生より配布されることになります。
 久保田会長は、地域の子ども達がこの本に触れることで、昔に思いを抱き、少しでも子ども達の心の成長の一助になればと寄贈の想いを語りました。
 本書はまだ残りがあり、今後、飯田下伊那の高校をはじめ、上伊那の学校にも贈呈を予定しております。


雑誌 児童文学 復刻版 (全2巻 解説書付)


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